フランスのクラシカルなレトロスタイルウォッチブランド「MARCH LA.B(マーチ エルエービー)」立ち上げメンバーのヴィクター氏が来日。30歳にしてグローバルで活躍する彼のブランド誕生の秘話やデザインする上での拘りを聞いてみました。

(HºM'S" WatchStore)
まずはじめに、「MARCH LA.B」に入った理由を教えてください。

(VICTOR)
時計のデザイン、好きなものを妥協無く追い求めるという"アラン(創設者兼デザイナー)氏"のブランドの考え方だったり、やり方に共感したからかな。

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ブランド誕生の秘話は知っていますか?

(VICTOR)
アランはゴリゴリのサーファーで、元々クイックシルバーで働いてたんだ。その時から毎年バーゼルワールドに行っていて、その頃は10〜20万円代の価格帯で高品質な美しい腕時計が無かったから、自分や友達でも手の届くような時計を作りだそうと考えたのがこのブランドのはじまりだよ。

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なるほど。私たちが思う「MARCH LA.B」は、レトロヴィンテージな重厚感と高級感で付けているだけでカッコイイ。そんなイメージの時計が多いと思いますが、デザインにおける拘り、コンセプトはありますか？

(VICTOR)
70年代の時計のヴィンテージデザインには凄く拘ってるよ。時計は、ケースやフェイスだけじゃなく、全体のプロポーションだったり、バランス感が大切だと思って1つ1つが作られてるよ。後は、ブランドのコンセプトカラー(グリーン)をストラップやケースバック、日付表示の3とかに取り入れるのがポイントかな。

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現代の時計マーケットは常に変化していると思いますが、60年代〜70年代風のデザインを貫き続ける理由は何ですか？

(VICTOR)
その頃のデザインはタイムレスでエレガント。世界中の人に長く気に入って貰えるデザインでありながら、挑戦的で少しクレイジーな部分もあるんだよね。景気が良い時代だった事もあって、デザイン面でも挑戦したものがすごく多かったんだ。まぁ、1番は何十年経ってもカッコイイデザインだと思っているからだよ。

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セカンドラインの「MARCH」はどのようにして生まれたのでしょうか？

(VICTOR)
「MARCH LA.Bの時計が欲しいけど手が届かない」という若い人に向けた商品を作ろうと思ったんだ。価格帯は抑えつつも、マーチらしさや品質はそのままで製品づくりを心掛けているよ。

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どんな人に付けて欲しいですか？

(VICTOR)
んー。僕たちは「MARCH LA.B」に自信を持っているし、自分たちが欲しいと思うモノしか作ってないんだ。この時計を見て、「欲しい」と思ってくれた人に是非着けて欲しいよ。後は、週末にサーフィンや遊びに行く時に気軽に付けれる時計を探している人かな(笑)。

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今後、進出していきたい国やマーケットはありますか？

(VICTOR)
イギリス、日本、イタリア、韓国。流行を追いかけているマーケットではなく、流行を生み出しているマーケットでまずは成功していきたいかな。

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最後に、日本の人たちにメッセージをどうぞ。

(VICTOR)
"Take risk, every time with the balance." "Be different." - 流行を追ったり、人を真似するのではなく、自分らしさを大事にして欲しい。僕にとっては「ラグジュアリー」はただ高価なものを身に着けることではなく、その時々に合わせるもの、良いものを楽しめること。自分に合う、良いものを見つけて楽しんで欲しい。